先日は母校となる大学の「名誉教授を送る会」のご案内をいただいたこともあり出席にて事前エントリーを済ませていたものの、年度末最終日ともあり時間を設けることが出来ず断念することになりました。
自分の年齢を考えると無理もないのですが、当時お世話になった多くの教授は既にこの世を去ってしまっています。
同大学で知り合った妻との結婚式では仲人を務めていただいたことがご縁となり、その後も家族ぐるみでのお付き合いもさせていただいた教授もいらっしゃいました。
実際お会いする機会がなくなってからは年始のご挨拶だけになってしまったのですが、最近の数年間は年賀状を受け取ることもなくなっていました。
他の数名の教授とも同様なやり取りが何十年も続いていたもので、皆さまの画力の素晴らしさには毎年感動を覚えていたものです。
受け取ることがなくなった理由は前記の通りなのですが、奥様よりご丁寧なお手紙を頂戴するようなこともあり、つくづく立派な教授陣だったことを再確認することにもなります。
前置きが長くなってしまいましたが、それを機に久しぶりに出身学科や他学科のホームページをチェックすることになったもので、まさしく的確な表現となることや実際の教育方針と合致することを実感することになりました。
このことは学生時代には実感として捉えることが出来ず、何だかデザインを難しくしているようにも感じていたのですが、その意味合いがすんなりと心に落ちます。
その点において自身のデザイン観やデザイン手法の礎を築き上げるための貴重な時間だったと考えられます。
まさしく「デザインは分けられない」・「それを知ることから始まるデザイン」を身につけることになったことを再確認しているところです。