いわゆる〇〇デザイナーと言う資格はありません。
それゆえ自称デザイナーと言われる人は数多く存在するものと思われますし、現実的にインテリアの世界では身近にも相当数います。
一方では例えば自動車等、とても専門性の高い業界には自称デザイナーはまず存在しないと言っても間違いないでしょう。
その反面少しばかりセンスがあればインテリアデザイナーと名乗りやすい背景があるようで、それらのすべての方々を否定するものではないものの、多くの場合は結果としてインテリアデザインの偏差値を下げているようにも感じます。
一方では、1983年にはインテリアコーディネーターなる資格が誕生しており、その歴史からも既に相当数の方々が有資格者となります。
その資格だけでも仕事を受注することは可能でしょうが、それだけでは差別化を図ることは難しい現実もあるようで、それゆえ二級建築士等の資格も有する方々も相当数存在することも知っています。
それらの肩書が正々堂々と名刺に記載されるのですから、それら分野の専門家として活躍されている方々も相当数存じ上げています。
しかしながら実際のコーディネイトはかなりパターン化しているようにも感じられ、特にその中に落とし込まれる家具においては国内外の有名ブランドに限られると言っても過言ではないようです。
有名ブランドゆえ歴史もあり信頼性が高いとの評価を受けていることも安心に繋がっているとも考えられ、それがブランドとも言えるのですから否定することもできません。
一方その背景として会社としての取引の有無や各種しがらみもあるとすれば如何なものか…となってしまいますし、施主様ご家族がイメージされる理想の暮らしを実現するために専門家としての知識が必要になることを大前提としてコーディネイト提案して欲しいとの気持ちが強いものです。