「量産品」

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家具においては、大きく分けると家庭用と業務用が存在すると思われます。

後者においては、一般的にそのヴォリュームがとても大きくなることからも大手事務機メーカーと言われるところが量産にて製造しているモノが中心になります。

そのメリットは何と言ってもコスト面にあるでしょうし、一方の家庭用においてはヴォリュームが限られることもあり少なくとも巨大な設備にて量産することは難しいものです。

また、ヴォリュームが大きくなることにより発注サイドとしては極力予算を抑えることが必要になりますので、各社より相見積りを取得するようなことも一般的だとも思われます。

その過程ではクオリティ面においても評価されることになるでしょうし、一般的に業務用家具は不特定多数の方々が使用されることからも一定以上の耐久性が求められるものです。

それに対して家庭用家具においては、その使用頻度からも一般的には耐久性よりもデザイン性や設置した際の雰囲気が大事にされるとも思われ、このように考えると似て非なるものと言っても過言ではないようです。

当方においても一時期業務用家具(ソファがメイン)の製造にも携わっていましたので、根本的に違うものとなることは体感しているものです。

そのような経験からも、一般的な概念を覆すような高耐久で一生ものとなるデザイン性に富んだ家庭用家具製造に携わることになっているのですが、最近では業務用家具では満足できないオフィス物件や病院の待合室物件等に携わる機会も少しずつではあるものの増えています。

両者は基本的に似て非なるものであることは間違いないものの、その境界線が少しでも薄れてくるようになれば現状以上に街中にも素敵な空間が増えてきますので、その一助となれるように意識していきたいと考えています。

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