定義として居住空間を分けていますので、それら各々に設置される家具一式においては基本的に各々が別々に選定されることが多いとも思われますが、同じ建物内ともあり二世帯の家族が一緒に探されることも少なくないものと思われます。
それゆえ一度に多くの家具を見ることが可能な総合家具メーカー製品を最初にご覧になることも少なくないようで、先ずはそれらを基準としてその後においてもいろいろとご覧になるケースも多いように感じられます。
総合家具メーカーの特徴は必然的に製造アイテムが多くなることからも一般的には相応に社歴もある大手と言われるところが多くなり、それゆえの実績数から安心感もあるものと思われます。
またテイスト別のシリーズ数が多いことからも、同じシリーズにて一式を揃えることによりデザイン性の統一感も生まれますし、何よりもグレード感が同じともあり違和感なく空間に馴染むものとも思われます。
一方ではすべてが平均点とも言える家具で揃えることは、良い意味でのメリハリは効きませんので、特徴的な印象を与えることは難しいかもしれません。
それが日本的と言えばそれまでですが、例えばダイニングチェアにおいても同じもので揃えることなく、家族各々が好きなモデルとする選択肢もあります。
もちろんダイニングテーブルとの兼ね合いもあるため、ある程度SH(シート高)は絞り込まれますが、椅子においては特に豊富なラインナップより選定可能ともありその作業もまた楽しいものです。
いわゆるマイチェアとの概念になり自然と愛着も湧くため、家具の中でも特に楽しいアイテムかもしれません。
一方、ソファにおいては一般的に家族にて使用される家具ともあり意見を合致させることは難しいかもしれませんが、自然と家族が集まるような空間となることをイメージすると間違いは少ないかもしれませんし、結果として自然と同じメーカー製品を選定されることも少なくないようです。