家具の買い替えについては、引っ越しを機に検討されることが多いようです。
お部屋の広さが変わることによる物理的な一面もあるでしょうし、それを機に雰囲気をガラッと変える場合もあるでしょう。
一方では、長く使用され続けてきた愛着のある家具もあるでしょうし、それを引き続き設置することを前提とした他の家具の買い替えもあると思われます。
ソファにおいては、広いお部屋に引っ越されたタイミングにて憧れだったL型カウチセットやコーナーセットのようなスタイルを実現させたいとのイメージを持たれていることが比較的多いものです。
その場合は一般的に2台分の価格となってしまうこともあり、予算面から止む無く単価を落としたうえで探されるケースが少なくないことも以前記したことがあります。
結果として短寿命となるソファを迎え入れることになり、また100%満足したうえでの購入ではないケースが多いことからも必然的に買い替えのタイミングも早まってしまいます。
このようなサイクルは悪循環としか言えないように感じるのですが、ソファにおいては不思議と消耗品と割り切って製造している日本メーカーが少なくない現実もあります。
必要とされる大きさやスタイルは生活の移り変わりに伴い変化することも事実ですが、そのたびに買い替えることの不合理さについてももっと認識するべきでしょう。
買い替えの際には都度搬出入費や処分費用も発生しますので、製品代も含めて10年も経てばもっと良いソファを購入出来ていたなんてことも普通にあり得ることだとも思われます。
何よりも処分し続けることは地球環境に負荷を掛け続けることにも繋がりますので、良いものを長く使い続けることを今一度意識することが大事な時代になっているものと考えます。