文字通り他のフロアレベルよりも下げてつくるリビングになります。
一般的に言われるメリットについては、それにより必然的にその部分の天井高が高くなることもあり、開放感が生まれることにあります。
他のフロアレベルよりも低くなることもあり変化も生まれますし、その段差を利用することで収納スペースを増やすことも可能になります。
また、その段差部分に腰掛けることも可能になることからも、自然と家族が集まるリビングになる可能性も高くなるでしょう。
それとは反対に、畳コーナーを一角に設けるためにもその部分をかさ上げする場合もあり、畳の使われ方として同じフロアレベルよりもその部分は綺麗に保たれるイメージがあります。
それは小上がりとか茶室もイメージされ、反対にその部分の天井高は他よりも低くなることからも落ち着く空間づくりには向いているのかもしれません。
このように床面に高低差を設けることにより各種メリットが生じるものと思われますが、一方では少なからずデメリットもあることを認識しておくことに越したことはないようです。
第一に、家具のレイアウトや大きさが限られることがあります。
例えばテレビ画面のインチ数により適正視聴距離も変わってきますので、仮に違うインチ数に買い替えた際にはソファとの距離感が適正に保たれない可能性があります。
これはほんの一例に過ぎず、一番の問題は設置可能なソファのサイズやスタイルが決まってしまうことにあると言っても過言ではないでしょう。
生活の質は設置されるソファに大きく影響されますので、設計の順番が反対になりがちなダウンフロアほど先ずはご家族に最適なソファを決めることが大事ですし、それにより「ダウンフロアのサイズをもう少し大きくすればよかった…」とか「アプローチするためのステップの位置を変更すればよかった…」との後悔は生じません。