自画自賛となることを懸念してか、または日本人的な謙虚な姿勢からか、意外と自社製品のストロングポイントを強くアピールすることには抵抗があるのかもしれません。
もちろん営業職であればそのことをしっかりと教育されるのでしょうし、仮に競合する他社製品やサービスがあるとすれば、それらとの違いについてもしっかりと叩き込まれるものと思われます。
そこで注意すべき点は競合製品やサービス内容の批判には聞こえないようにすることでしょうが、多少なりとも比較説明は必要になることからも、自社製品やサービスには更に良い点がある等、上乗せ的な内容になるのかもしれません。
一方では、仮に似て非なる製品を製造しているのであれば根本的な違いについて詳細に分かりやすく的確に説明すべきでしょうし、そのためにも自社製品はもちろんのこととして競合他社製品についても充分理解していることが必要でしょう。
製品のデザイン性の意味合い・それゆえの仕様(実際のつくり)について知っておく必要がありますので、これは画像等だけではなく実際現物を見て触れて理解するように努めることが大事です。
それにより説明にも説得力が増すことになり、より具体的な内容とすることで信憑性も増しますので、先ずはこれが重要となることは間違いないものです。
更に、書物より得た知識にはない絶対的な自信も背景に備わることになりますので、現物に触れることは特殊なケースを除きメリットばかりだと言えます。
同時に、競合製品を多く知ることにより自社製品の市場におけるポジショニングも明確になりますので、これは経験により得ていくことになるのでしょう。
このような経緯を踏むことにより自ずと知識が厚くなり自信も身についてきますので、それにより絶対的なストロングポイントを語ることが出来るようになるのでしょうし、それを聞くことにより間違いのない製品選びが可能になるものとも思われます。