オーセンティシティソファにおいては、いわゆるウッドフレームタイプとの位置付けになることもあり、脚部との概念ではなくそれは本体部分と一体形の仕様になります。
従って、何処から何処までが脚部との概念ではなく、全体のデザイン性より判断することになります。
例えばアーム部分と前後脚が一体形となる場合や、背もたれフレームが後ろ脚を兼ねている場合もあります。
一方の張りぐるみタイプにおいては、一部の脚無しデザインを除き明らかに脚部との概念が存在することになります。
これについては以前にも記したことがあるのですが、湿気が少なくない日本の気候においては決して好ましい仕様とは言えないため、オーセンティシティソファにおいてはすべて座面下に程よい空間を設ける仕様となっています。
それに対して張りぐるみタイプにおいては、座や背のクッションだけではなくボディ部分も生地にて包まれていることもあり、機能面においても脚部は脱着可能な別仕様になっていることが大半です。
もちろん各々のデザイン性の中での脚部は設定されているのですが、材質についてはインテリアにあわせてチョイス出来ればそれに越したことはないとの希望により選定可能な仕様としているものです。
分かりやすいところでは、インテリアの仕上げ材と樹種を合わせた木製を希望されることは少なくなく、依然としてウォルナット材やブラックチェリー材を選定されることが少なくない状況です。
また、周辺家具との統一感を持たせたいとの理由により脚部はブラック塗装されたアイアンをイメージされることも少なくないのですが、これについては経験上2通りの考え方があるだろうと思っています。
ひとつは同じ素材とカラーに合わせることですが、張地にもよりますがソファにおいては意外とそれが目立ってしまうため、周辺を映し込むことにより馴染ませることが可能な鏡面仕上げも一方の選択肢となるものです。