一般家庭へのソファのお届け先は戸建てもあればマンションもあり、いずれにしても搬入面については充分な見極めが必要になります。
戸建ての場合は、ソファを設置することになるリビングルームが何階となるのかによって条件はずいぶんと変わってきます。
1階の場合は一部の特殊なケースを除き大きな問題となることは少ないものの、2階以上となる場合はほとんどにおいて階段上げは難しいと判断することになります。
その場合はアーム部分や背もたれ部分をノックダウン仕様としたり、2ピース仕様としたりと、階段上げが可能となるように極力小さくする必要が生じます。
それらを搬入後組み立てたうえでボディカバーを被せることになるのですが、ウッドフレームタイプにおいては構造的にそれも難しくなります。
もちろん一人掛けサイズにて製造したものを2台や3台並べてジョイントする方法はありますが、当然のように各々が独立した構造体となることからも全体としてパーツ数が増えることからも折角のデザイン性が損なわれることも否定できません。
従ってこのような場合は吊り上げ搬入となり、一般的には3階までを上限として手吊りにてその作業を行うことになりますので、クレーンのような重機を用いることがなければ比較的リーズナブルな費用で済みます。
しかしながらバルコニーやベランダ付の掃き出し窓ばかりでもなく、腰窓からの搬入となるケースも少なくないため、各々のケースに対応出来る経験豊富な業者に依頼することが大事になります。
マンションの場合はほぼ吊り上げ搬入の選択肢はなく、特に高層階においてはエレベーターサイズだったり間取りだったりと、戸建てとは別の条件面が加わってくることになります。
ソファに限らず家具選定においては室内への落とし込みから始めることになりますが、搬入面においても同時に検討することにより間違いのないベストなチョイスになるものと思われます。