オーセンティシティソファにおきましては、お陰様で2003年の開発以来多くのお客様にご愛用いただいております。
替えカバーに付きましても何度か追加いただいている方もいらっしゃいますし、先日はそれを機にお客様宅に訪問させていただき、クッション中材の状態を確認させていただくことになりました。
15年ほどご使用いただいていることもあり、特に座クッションにおいては相応の使用感が見られるものの、フェザーバッグの中に挿入されているウレタンには大きな劣化は認められずメンテナンスすることにより相応に復元させることも出来ました。
フェザーバッグにおいては、多少なりとも縫い目よりフェザーが出てくることは避けられないのですが、機能性に影響するものではないため問題ありません。
しかしながら最も荷重が掛かるお尻の部分のフェザーの嵩が若干減っている感触は否めず、これについては多少なりとも周辺部分に移動していることが考えられます。
それに加えて、フェザー自体のふんわり感が若干失われている可能性もありますので、フェザーバッグのみの状態で天日干ししたり中材ウレタンを取り出したうえでクリーニングに出したりすることも効果的です。
それでも復元力が弱まっている感覚が拭えない場合は、羽根布団のようにフェザーの打ち直しを行うことも可能です。
もちろんフェザーバッグのみを新しいものに交換することも出来ますので、その場合はほぼ新品同等の状態に戻ることになります。
フェザーバッグの中に挿入されるウレタンにおいても、その形状が著しく変形することはないものの、15~20年程度使用されると若干でも軟らかくなりますので、それについても交換することにて新品当時の座り心地に戻すことが可能です。
ウッドフレーム部は代をまたいで使用することが可能ですので、替えカバーも含めて消耗品については適宜に交換することにて対応いただくことになります。