完全別注にてご自身の思い通りのものを作り上げることが出来る環境にあれば、折角なのでいろいろと意見してみようと思われることは普通の感情だと思われます。
それゆえの完全別注となりますので、すべて実現可能かは別としてもとにかく想いを伝えることは大事なことです。
その打ち合わせも何度か繰り返すことにより更なる要望も生まれるかもしれませんし、双方のイメージも食い違うことなく精度が増すことに繋がるでしょうから、可能な限り事前の打ち合わせを重ねることは必要なことなのかもしれません。
結果として出来上がったものに対する満足度も増すことに繋がるのでしょうし、それが完全別注の醍醐味とも言えるでしょう。
しかしながら、境界線はわきまえる必要があるだろうと考えています。
素人ながらも打ち合わせを重ねるごとに知識も増えていくことになりますので、その分野に興味があれば尚更のこととして少しでも深く立ち入りたいとの感情が芽生えることも事実でしょうし、決して悪いことではないとも思われます。
一方では、知識だけはセミプロ並みとなることにより勘違いされることも否定できないように感じています。
結果としてデザイン性やその仕様についてまで口出しされるとすれば、少なくとも結果を重要視する際には障害になることは間違いありません。
ある程度のところでプロに任せる意識が必要になるのでしょうし、仮にその過程で疑問に感じることがあったとしても、良い意味で我慢する必要性もあるのだろうと思われます。
やはりどのような世界においてもその道のプロが存在しますので、その方の能力を信じたのであれば、最後には任せる意識を持つことが最善の結果を生むのだろうと考えています。