ソファのイメージとして、最も多いものに耐久性に対する懸念があるように思われます。
座面等が直ぐにヘタってしまうと思われている方がとても多く、それゆえそれほどまでに高額なものは必要ないとの意識になるようです。
その背景としては、何と言っても実際そのような製品が氾濫していることにほかならず、これはメーカーサイドに問題があると言っても過言ではありません。
卵が先か鶏が先かとの議論になってしまいそうですが、そのような製品があまりにも多く結果としてソファには大きな期待を寄せることがなくなってしまったように感じます。
尚且つ、ソファの価格帯についても良からぬ常識を植え付けることになったものとも考えています。
何処に根拠があるのか分からないのですが「安くなければ売れない」との意識がメーカーサイドに定着したことが背景にありそうで、これは一般消費者の責任ではなくすべてはメーカーにあるとも考えています。
何よりもメーカーとしての使命とも言えるユーザーのことを真剣に考えていないことに発端があるのでしょうし、その点において無責任な製品開発及び市場への供給責任を問われるべきでしょう。
このような背景もあり、オーセンティシティソファの価格帯は一般的に高額な部類に分類されてしまうため、そのクオリティに充分見合ったものであることをご理解いただくための詳細な説明は欠かせません。
その結果としてほとんどの場合はご理解いただけることになるものの、一方では「もう少しでもスタートラインが上の方にあるといいのに…」と感じてしまうことも事実です。
一般消費者の意識を変えることは容易ではありませんが、企業努力を継続することにより少なくとも「ソファ=消耗品」との認識が少しでもなくなるように引き続き活動したいとの気持ちです。