例年同様の書き出しになるのですが、早いもので新年のご挨拶も今回で12回目となり、干支で言えば一回りしたことになります。
これを機に過去11回分を一度に読み返すことも慣例化しており、自分自身の意識の流れを冷静に分析したうえで新年に繋げていきたいとの気持ちです。
昨年はソファにおける座り心地の味付けについて記しており、どれも良いことを大前提としたうえでの各種バリエーションだとご理解いただければと思います。
デザイン性の違いが与える印象はとても大きいのですが、仮にその座り心地はどれも同じと感じられるようではその印象も曖昧になってしまいます。
ソファの場合はデザイン性だけでは判断できない典型的な体感家具であることからも、見た目と最初に体感することになる座り心地はある程度一致することが大事になるとの持論に繋がります。
無意識に近いのかもしれませんが、見た目が与える座り心地の印象は必ずあるもので、予想以上に座り心地が良かったとのギャップを除き、そのギャップが大きすぎると良い印象には繋がらないと考えています。
しっくりくるとも言うのでしょうか、デザイン性も座り心地も同等レベルで納得いくことが大事になることは間違いないでしょう。
更に、それ以上の納得ポイントがなければ最終決断に至ることは難しいようにも感じています。
それは「安心感」であり、この部分は外観だけでは感じにくい見えないところに潜んでいるものです。
ソファは寛ぐための家具だけに、やはり耐久性については絶対的なものがなければいけないでしょうし、表皮材やクッション部においてはメンテナンス性が高いものである必要があると考えています。
もちろんオーセンティシティソファはすべてこれに当て嵌まります。