「印象」

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仕事柄、新たなところには先ず電話することになります。

当然のこととして自身は何者であるのかについて最初に伝えることになるのですが、予想以上に警戒心剥き出しの対応となることもしばしばです。

おそらくは、会社の経営者や責任者より不要な電話が多いことからも安易に取り次がないように指示されていると思われ、その対応としては正しいのかもしれません。

後になり当初は素っ気ない対応をさせてしまったことの謝罪も稀にあるものの、多くの場合は何事もなかったかのように接することになります。

不要な電話があまりにも多いことが背景としてあることを察することになるものの、やはり最初に抱いた違和感を完全に払拭することは難しいものです。

同時にその会社の社風も何となく見えてくるもので、偏見には意識的に注意することを心掛けているものの、最初に抱いた印象がかなり正確だったことは少なくありません。

このように最初の電話対応だけでもおおよそのことが見えてきますので、実際の初訪問の際に感じられる雰囲気ほど正確なものはないようにも感じます。

こればかりは即席で繕うことも難しく、普段のありのままの姿が自然と露呈することになるのでしょう。

もちろんこればかりを重要視しているものでもないものの、結局のところは最初に抱いた印象と合致してくることが少なくないことからも、このような直感的な判断が意外と正しいのかもしれません。

それだけに自分自身も普段より充分気を付けなければいけないことだと考えており、相手に与える最初の印象については常に意識しておかなければいけないことのように感じます。

要するに人間対人間の関係性が何よりも大事になると言うことだと思われますので、今後においてもそのことを強く意識していく必要性を再確認しているところです。

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