チャンス→成果→評判→チャンス→・・・のように、チャンスを確実に成果に結び付けることでそれが評判になり更なるチャンスが生まれる。
これが仕事における一般的な好循環だと思われますが、先行きが不安な状況もあってか家具業界においては正反対の悪循環に陥りがちな状況を感じることは稀ではありません。
不安な状況は誰もが少なからず抱えていることでしょうし、むやみに明るい話題にすり替えようとしているものでもないのですが、先ずはここからスタートさせなければ何も始まりません。
何事も悪く考え出せば切りがなく、とりあえず現状を維持することだけが先行してしまい、結果として本来必要な経費も削ってしまいがちのようです。
そうなると典型的な悪循環に陥ってしまうようで、消極的な姿勢が会社としての停滞を招き、最も大事な企業イメージにも悪影響を及ぼすことになってしまいます。
最大の問題はこのことに気付くことは意外と難しいことにあり、気が付けば取り巻く環境は大きく変わっていたとの状況も珍しくないように感じます。
良くない現状を確認し合うことがまるで挨拶代わりになっているようでもあり、これは社交辞令として特別深い意味はないのかもしれませんが、それであれば多少現実との相違はあったとしても明るい話題から切り出す方が良いだろうとの考え方です。
楽観主義だと揶揄されることも恐れることなく、それを現実のものとすべく努力することが我々家具業界に携わるすべての人たちに課せられたことではないでしょうか。
良いものが開発されれば競合他社にも良い刺激となり、それに負けじと更に努力することによりすべてのクオリティアップに繋がり好循環を生み出す。
安直な模倣ではなくオリジナリティを大事にする基本姿勢を維持することにより、家具業界の先行きもきっと明るいものになると信じています。