「学び」

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正直なところ、いわゆる学校の勉強は好きではありませんでした。

 

ゆえに定期的に行われる試験前になると気分も落ち込み、そのような感覚は今でも夢の中で味わうことも決して珍しくありません。

 

自分で言うのも変ですが、どれほどの勉強嫌いだったのか…と痛感することになります。

 

しかしながら、自身の意志を貫き進学することになった大学での勉強はまったく違ったもので、単位取得のための一般教養科目であっても少なくとも苦痛に感じることなく取り組むことが出来たものです。

 

自身で強く学びたいと思い通った大学ですので、すべてがとても新鮮で純粋に学びたいとの気持ちを4年間変わらずキープ出来た感覚です。

 

もちろん素晴らしい教授陣に恵まれたことも背景にあるものの、当時はその真の素晴らしさに気付くこともなく、若気の至りとは言え今思えばとても勿体ないことをしたものだと残念な気持ちにもなります。

 

もっともっと貪欲に学ぶべきでしたし、その時間はたっぷりあったことを思い出すとやはり勿体ないことをしてしまったとの後悔も少なからずあります。

 

一方では、学問や実技演習の場だけではない素晴らしい環境に身を置いていましたので、それだけで感性が磨かれた感覚もあります。

 

短期間でしたがイタリアへの留学も良い経験になりましたので、やはり人間は死ぬまで学び続ける必要があるように感じます。

 

もちろん形式的な学びの環境に身を置くことだけが学びの形態でもありませんので、日常的な仕事の場もそうだと考えるとあえて環境を変える必要もないのでしょう。

 

そして、おそらくですが学びの時期は遅いことはありませんので、常にそのような意識を保ち続けることが大切なのでしょう。

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