「真価」

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2003年に開発されたオーセンティシティ家具ですが、早いもので来年には15年目を迎えることになります。

まったくの無名時代だった開発当初のことを思い起こすと、おかげさまで市場では一定の評価をいただけるようになったものと考えています。

これらを丁寧に、そして愛情を持って扱っていただく家具店やインテリアショップの数も相応に増えたこともあり、その知名度も確実に全国に広がっているものと思われます。

一目惚れされる方も見られれば、いろいろと見られた結果として最終的に選定いただけることもあり、その点においては我々が目指している製品価値をご理解いただけるようになったものと考え嬉しく思っています。

見て触れて感じることが出来るデザイン性や機能性ばかりではなく、オーセンティシティ家具においては、見えない部分にそれ以上の大きな価値を含み持っていると言っても過言ではありません。

家具として丈夫であることは必須条件ですが、その複雑なデザイン性からもそれを実現することは決して容易なことではありません。

それだけに見えない部分に費やしてきた時間は相当長いと言えるもので、14年余りの年月とともにそれもかなり熟成されてきたものです。

不思議なもので見えない部分が熟成されてくると、その安定感は表面にまでにじみ出てくるもので、そのデザイン性にも更に磨きがかかってきたようにも感じています。

このようにプロダクト製品においては単に表面的な形を見せるものではなく、見えない部分だったりその機能性だったりと、本質的な部分が何ひとつ欠けることなくすべて備わってこそ初めて良い製品だと言えます。

おそらくですが、開発当初よりもそのようなことが少しずつ表面化してきたことが背景にあるものと思われ、誕生15年目を迎える来年には本当の意味での真価が問われるものと考えています。

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