参院選に続く東京都知事選もあり都内市場は比較的静かな様子でしたが、それだけ全国的にも関心が高かったことを表しているようです。
私自身もそのひとりで、その結果については考えさせられることが多かったように感じます。
期間中は明確に感じることがなかったものの、結果についてのいろいろな分析を見る限りは納得できるものが多く、それが結果になって表れたと言うことが良く理解できるものです。
結局のところは組織力に頼り過ぎたり、そのしがらみにより街頭演説場所に偏りが見えたり、何よりも準備不足ではやはりまともに戦えないことを再確認した思いです。
敵失やスキャンダルのようなことが少しばかり影響したことも事実でしょうが、このことは全体から見れば非常に小さなことだったようにも感じます。
それ以上に、政党支持者層も無党派層も本質を見ていたようにも感じますので、個人的には真っ当な結果で終わったことに納得しているものです。
三つ巴と言われた三候補者の戦い方は三者三様で、それは各々において典型的な内容だっただけに今後の教訓として活かしていけるようにも感じました。
メディアの利用方法も三者三様だったようにも感じ、こればかりは事前の緻密な計算が奏功したようです。
有権者数は桁違いに多い東京都ですので、このように一部においては上手に利用することも必要なのでしょうが、その他の部分においてはやはり地道に足で稼ぐことが必要だったのでしょう。
有権者としては消去法ではないところで適任者を選びたいとの気持ちが率直なところだとも思われますので、本質を見抜く努力は普通に行っているようです。
その判断基準のひとつとしては、やはり真摯な姿勢は欠かせないでしょうし、そのことを肝に銘じて今後も取り組みたいと考えます。