「明けましておめでとうございます」

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例年同様の書き出しになるのですが、早いもので新年のご挨拶も今回で10回目となり、当初より10歳年を取ったことを実感することになります。

これを機に過去9回分を一度に読み返すことにより、景気の移り変わりやその中における家具業界の状況確認ばかりではなく、自分自身がどのような意識で取り組んできたのかについて再確認することも慣例になりました。

2011年はウッドフレームソファが真のソファとして市民権を得た元年だと記しており、昨年にてその後丸5年が経過したことになります。

その間にも市場の傾向は明らかに変わってきており、少なくとも一時期のようなブームにも似た状況はひと段落したものと思われます。

このことはある意味良いことでもあり、今後においては更なる本質が求められることになるのでしょう。

仮に5年を一括りとするならば、今年は新たな5年間がスタートすることになり、その位置付けについても今一度考える必要があるのかもしれません。

ウッドフレームタイプはソファの中のひとつのジャンルとして確立されたことは間違いないものの、オーセンティシティソファ以外においてもその後多くが市場に投入されているだけに、それらとの絶対的な差別化についても今一度考えるものです。

かつては長椅子の延長線上にあったものが、ソファとしての真の座り心地を手に入れたものがオーセンティシティソファであり、この座り心地においても更に進化させることが必要になるとも考えています。

デザイン性においても同様で、オーセンティシティブランドとしての系譜を守りながら次なるステージに乗り移る必要がありそうです。

そのデザイン性を大きく特徴付けるウッドフレーム部においては、すべての各種技術力も更に進化させることにより、別次元の位置付けに導きたいとの気持ちです。

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