大きく分けると、家庭用家具と業務用家具があると思われます。
前者は文字通り家庭用の家具となりますが、後者においてはかなり範囲が広くそれゆえ市場規模もとても大きくなります。
従って専門の大手メーカーも存在するもので、その量産性からも家庭用と比較するとかなりコストが抑えたものが少なくないようです。
一方では、その用途からも耐久性には優れているもののデザイン性に富んだものとのイメージは少なく、何処か無機質で面白みに欠ける印象も持たれるものと思われます。
もちろん数量の観点よりコストが抑えられた製品であることは重要な選定基準となるのでしょうが、徐々にではあるもののそのような空間にも家庭用の要素を取り入れていく考え方も生まれてきたように感じられます。
以前より見られたものとしては、例えば病院の待合室や患者さんが腰掛ける診察室のソファ等、いわゆる如何にもそれらしい空間から脱却すべく親しみやすい雰囲気を作り出そうとする考え方もあるようです。
また比較的多く見られるケースとして、オフィス内の一部に社員の休憩スペースを設け、そのエリアはあえてオフィスっぽくない雰囲気に仕立てるものも見られます。
最近では多少なりとも働き方改革の影響もあるのか、オフィスでは事務機メーカーのデスクに向かうばかりではなく、思い思いの場所で各々の仕事をこなすような空間も見られます。
そのような空間に設置される家具はいわゆる典型的なオフィス家具ではなく、デザイン性に富んだ家具が似合うような心地よい空間に仕立てる考え方も一部業界には浸透しつつあるようにも感じます。
ソファと言えば家庭用との印象を持たれるかもしれませんが、オフィス用途としても使用可能なソファに仕立てることも出来ますので、その点においてウッドフレームタイプのマッチングは良いのかもしれません。