ソファにおいては、いわゆるL型と言われるものにカウチセットやコーナーセットがあります。
カウチセットにおいては、足を伸ばしたり横になったりすることが可能なカウチとソファを左右で組み合わせたものとなり、一般的に腰掛ける人の目線は前方一方向となることからも、一緒にテレビ等の映像を観ることが一般的なように感じられます。
一方のコーナーセットにおいては、L型の二辺に腰掛けることが出来るスタイルともあり、家族や来客者と談話したり時には打ち合わせしたりすることに向いているかもしれません。
また、カウチセットにおいては通常の大きさ(総幅)であれば2ピース仕様(2台の組合せ)となりますが、コーナーセットの場合は一部を除き3ピース仕様(3台の組合せ)となります。
また、L型の角部分には上面図では正方形となる形状のコーナーソファを設置することになるのですが、一般的にその部分はデッドスペースとなり勝ちなこともあり、それ自体をR形状とする場合もあります。
その発展形としては、コの字形も可能ですし、更にはほぼ四角形状に囲うことも可能です。
このようにピース数が増えることの最大の特徴としては、中心部に向かい大人数で腰掛けることが可能になりますので、そのような環境をつくり出すためにはとても効果的だと言えます。
一方では、ピース数が増えれば当然コストもアップしますので、少しでもコストを抑える方法としてはI型と言われるストレートソファの前方に大きなオットマンを設置することで簡易的なL型とすることも可能です。
このようなL型やコの字形はソファをイメージする際には憧れのスタイルかもしれませんが、空間によってはI型のロングソファを設置することがベストな場合もありますので、少しばかりレイアウトの幅も広げる意識も必要かもしれません。