椅子やソファに張られる生地のことは一般的に椅子張り地と呼ばれることが多く、それはカーテン地等とは違いある基準のもと丈夫につくられています。
イタリアの場合は耐摩耗性を示す数値としてマーティンデールなるブラッシング試験があり、最低でも15,000回転をクリアすることが一つの基準になります。
オーセンティシティソファに使用されるイタリア製の生地はすべてこの基準をクリアしているため、ラインナップされているすべての生地を安心して選定いただくことが出来ます。
比較的多い質問として張地の耐用年数があるのですが、これについては使用状況により大きく変化することもありお答えすることは難しいことが現実です。
もっとも耐用年数だけが張地の選定条件とはならないことが一般的ですので、これはそのうちのひとつの条件に過ぎないと考える方が結果としてベストマッチな選択ができるだろうとも考えています。
このあたりはペット事情とも通ずるものがあり、例えば爪に強いとの条件だけを重要視することは結果として本末転倒となることも少なくないからです。
ラインナップが多いだけに選定される張地により価格が相応に違ってきますので、そのあたりもひとつの選定条件に入ることは否めません。
そこで少なくない質問として、価格差による張地の違いについての説明を求められることになります。
価格が高いから良い生地だとか、その反対だからよくない生地だとか、少なくともオーセンティシティソファにラインナップされている生地にそのような説明は適正ではありません。
すべてにおいて相応に思い入れがある生地となり、総合的な視点にてそれらを選定しているからです。
一方では価格差に説明が付かないといけないだろうとも考えていますので、上位の価格帯では一般的に厚手となることからも長いスパンでの耐久性に優れているとは言えるだろうと考えています。